政治資金改革、補選全敗で態度を一変させた自民 7日夕に公明と協議

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松山尚幹 大久保貴裕
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 自民党は裏金事件を受けた「政治とカネ」をめぐる改革に後ろ向きだった態度を一変させようとしている。衆院3補選の全敗で尻に火が付いた形だが、政治資金の流れの透明化に資する内容となるか、うわべにとどまるか。本格化する他党との協議で本気度が問われる。

 自民、公明は7日午後6時から改革に向けた協議を再開。6日に岸田文雄首相が与党協議に臨む自民側のメンバーに、与党案を週内にもとりまとめるよう指示している。

 そもそも改革に対する自公の温度差は明らかだった。

 首相は事件の「再発防止」を…

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    蔵前勝久
    (朝日新聞政治部次長)
    2024年5月7日18時21分 投稿
    【視点】

     政策活動費や旧文通費の透明化は、裏金事件以前から、政治課題になっていました。世論調査で透明化を求める声は極めて大きかったのですが、政治資金をできるだけ自由に使いたいとの思惑から、長らく置き去りにされてきました。それが、この記事にあるように

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政治資金問題

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