映画「ワタシタチハニンゲンダ!」上映会 1月10日、長崎大で

有近隆史
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 在日外国人に対する差別の実態を追ったドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ!」(114分)の上映会が来年1月10日午後0時10分から、長崎大文教キャンパス(長崎市文教町)である。

 高校無償化制度からの朝鮮学校の排除、技能実習生の長時間・低賃金労働、そして入管施設での死亡事件――。外国人の人権問題が国内で相次いでいる。人権侵害に苦しむ外国人らが異口同音に訴える「私たちは動物ではない。人間だ!」という言葉からタイトルをとった。

 監督を務めたのは、在日朝鮮人2世の高賛侑(コウチャニュウ)さん。これまでにも朝鮮学校の歴史や現状を描いた「アイたちの学校」などを世に出してきた。

 高さんは公式サイトのインタビューで「不条理な外国人差別制度の根絶を求める世論を喚起するために寄与したいという思いで制作した」と強調。「ご覧になって『私も何かしたい』と感じた方に、『何らかの形で差別撤廃運動に参加してください』と呼びかけたい」としている。

 上映会は、長崎大多文化社会学部、同大学生団体STARsの主催。会場は文教キャンパス中部講堂。上映の後、高さんとのトークセッションもある。参加無料でQRコードから申し込む。先着100人で、1月9日正午締め切り。問い合わせはSTARs(nurefugee@gmail.comメールする)へ。有近隆史

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