元日経新聞記者の後藤達也さんが配信する記事を読むため、投稿サイト「note」では2万人超が有料会員になっています。独立してから1年余り。年商1億円を超す「個人メディア」は、いかにして築かれたのか。前編に続くインタビューで、独立後の後藤さんの軌跡をたどります。

　――独立した時点で収入の心配はなかったんですか。

　共働きで多少の貯金もあったので、1、2年は年収100万円くらいになっても何とかなると思っていました。マネタイズ（収益化）も大事ですが、まずは「いろいろやってみたい」「試行錯誤して暴れてみたい」という思いが強かったです。

右腕の筋肉ばかり鍛えるよりも

　――いろいろ、というと。

　筋トレにたとえると、新聞記…