「自民党の予算でアルバム数冊」作成 五輪招致、馳知事が一転し説明

有料記事

土井良典 波絵理子
[PR]

 石川県馳浩知事は12日、説明を拒んでいる東京五輪招致の「機密費贈答発言」をめぐり、発言を裏付ける可能性のある自身のブログで触れた「想(おも)い出アルバム作戦」について、「参考資料として数冊作った」と初めて認めた。予算の出どころについては、「自民党の予算」と述べた。

 県議会の一般質問で、共産党の佐藤正幸氏からの質問に答えた。最初の質問で今回の発言を問われると、従来の「ゼロ回答」を述べたが、再質問で、「内容は事実」と認めていたブログの「作戦」について尋ねられると、アルバムの存在を語り始めた。

 議会後の報道陣の取材に、アルバムは自身が招致活動に使うための候補として試作したと説明。卒業アルバムより少し大きめで、写真を差し込んでいくものだったという。国際オリンピック委員会(IOC)委員の選手時代のメダル獲得シーンの写真などで構成し、「いわゆるお近づきになるような仕掛けが必要と考えた」と説明。

 「私のような顔も名前も売れ…

この記事は有料記事です。残り645文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません