国連事務総長が滞在のキーウ攻撃、ロシア認める「長距離精密兵器で」

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リビウ=武石英史郎 ワシントン=清宮涼

 ロシアが侵攻するウクライナでは28日から29日にかけて、グテーレス国連事務総長が滞在する首都キーウ(キエフ)にミサイルが着弾するなど各地で爆撃が相次いだ。ロシア、ウクライナ両軍の地上部隊による戦闘は東部で激化している。

 キーウへの攻撃について、ウクライナのゼレンスキー大統領は「(グテーレス氏との)会談が終わった直後に5発が飛来した。これは国際機関に対するロシアの本当の態度を物語っている。国連や、国連が象徴する全てのものをロシア指導部が辱めようとしていることを示すものだ。戦争は終わっていない」と批判した。ミサイルは高層住宅を直撃し、1人が死亡。米政府系のラジオ・リバティーは、亡くなったのは所属の記者だと報じた。

 ロシア国防省は29日の声明…

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この記事を書いた人
武石英史郎
アジア総局長|東南アジア・南アジア・太平洋担当
専門・関心分野
アジア、グローバルサウス
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