(多事奏論)業の深さ 生きてんだから、目をそらさずに 近藤康太郎

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 大型連休とはいっさい関係なく、新緑の山奥棚田で、絶賛田起こし中である。「米は買ったほうが安い」と脱落する農家が近所でまた1軒出たが、わたしはやめない。意固地という病。

 今年は愛読者に奪われて(Reライフ面に既報)自分の米が一粒もない。イワシの丸干しかなんかをおかずに、パンの耳を主食としている。鍬…

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