(著者に会いたい)『百人一首 編纂がひらく小宇宙』 田渕句美子さん

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 ■古典の研究は知的な冒険 早稲田大学教授・田渕句美子さん(66)

 飛鳥時代の天智天皇を皮切りに、歌人100人の和歌を1首ずつ収めた『百人一首』。鎌倉初期を代表する歌人・藤原定家が編んだとされるが、研究者の間で議論が重ねられてきた。成立の過程を解きほぐし、読み継がれてきた理由を探る一冊だ。

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