(Sunday Wide)交付金欲しけりゃ…農家悲鳴 畑へ「転作」5年に1度は稲作必須に、国が新方針

有料記事

[PR]

 今後5年で1度は、水張りをして稲作をしなければ交付金は出さない――。水田を畑として活用する国の交付金の運用が今年度から厳格化され、畑を1年だけ水田に戻す事例が相次いでいる。農業者からは、年間約3千億円規模の交付金を削るのが目的ではとの反発の声が上がる。

 9月下旬、秋田県三種町。風になびく稲穂の…

この記事は有料記事です。残り2516文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    座安あきの
    (ジャーナリスト・コンサルタント)
    2023年2月19日11時1分 投稿
    【視点】

    農業を本当に生かしていくつもりがあるのか、観光資源でもある日本の農業文化が慈しみ育んできた美しき景観を残していくつもりがあるのか。「規模」を優先するあまりに縦割りで、「あるべき位置」が定まらない将来像なき国の方針に、農家の不信と不安はますま

    …続きを読む