(美の履歴書:739)「夜這い猫」 柴田晩葉 忍んで向かう、恋の相手は
金の瞳を闇夜に光らせ、豆絞りの手ぬぐいでほっかむり。抜き足差し足の足跡は、しんしん降り積もる雪が消してくれる。しかしこの泥棒猫、盗むのはどうやらモノではないらしい。
「惚(ほ)れて通へバ千里の濱(はま)も障子一重と思ふて来(きた)る」。作者の柴田晩葉(ばんよう)は琵琶湖の町、大津出身の画家。「晩…
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「惚(ほ)れて通へバ千里の濱(はま)も障子一重と思ふて来(きた)る」。作者の柴田晩葉(ばんよう)は琵琶湖の町、大津出身の画家。「晩…
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