(危機の宰相 メルケルの遺産:2)難民受け入れ、準備整わぬ中

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 内戦が続くシリアなど中東・アフリカの紛争地から逃れた大勢の人たちが2015年9月、欧州各国を通ってドイツに次々とやってきた。メルケルが自国での受け入れを認めたためだ。

 メルケルはベルリン郊外の難民収容施設を訪ね、難民申請者の男性と一緒に写真を撮った。その後の記者会見では、受け入れ反対の声を一蹴し…

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    三牧聖子
    (同志社大学大学院教授=米国政治外交)
    2021年8月11日22時20分 投稿
    【視点】

    古代ローマに遡り、「リベラリズム」の意味を問い直した思想史家ヘレナ・ローゼンブラットは、「liberty(自由)」よりも、他者に惜しみなく愛を与える「liberalitas(寛容さ)」こそが、リベラリズムの思想的核心であったと主張している(

    …続きを読む