(評・舞台)Bunkamura「物語なき、この世界。」 メタ演劇の斬新、空気感が命

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 欲望に流されて中途半端に生きるダメ男の生態を冷徹な観察眼でリアルに描き出す。そんな作風で人間の本質に迫ってきた三浦大輔が3年ぶりに作・演出した新作劇だ。堂に入った人物と情景の描写に斬新な実験性が加わり、新境地を感じさせる。

 2人のダメ男が新宿・歌舞伎町を彷徨(ほうこう)する一夜の話だが、劇的な出…

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