ささいなことで一線越える危うさ 高瀬隼子さん「水たまりで息をする」

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 第165回芥川賞候補になった高瀬隼子(じゅんこ)さんの『水たまりで息をする』(集英社)は夫が妻に「風呂には、入らないことにした」と突然言い出す場面から始まる。かたくなに水道水を避ける夫は次第に異臭を放ち、職場や家庭の人間関係がきしみ出す。日常のささいなことから一線を踏み越えてしまう、現代社会の危う…

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