(時代の栞)「木枯し紋次郎」シリーズ 1971年~・笹沢左保 横たわる深い虚無感

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 ■「外れた」者の反骨心、共感と憧れ

 薄汚れた道中かっぱに三度笠。長い楊枝(ようじ)をくわえたニヒルな渡世人。世のしがらみや世間体に背を向け、何かといえば「あっしにはかかわりのねえこって……」。

 上州(群馬県)は、新田郡(にったごおり)三日月村(みかづきむら)に生まれた「木枯(がら)し紋次郎」…

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