(書評)『新・動物記1 キリンの保育園 タンザニアでみつめた彼らの仔育て』 齋藤美保〈著〉

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 ■ひたすら歩きスケッチする強み

 キリンの研究がしたくて大学院生になった著者は、驚くほど無防備な状態で単身アフリカに送り出される。移動のための車もなく、肝心のキリンに巡り合えるかもわからない。

 まずは国立公園のなかをひたすら歩いてキリンを探し、観察して記録に残すところから始まる。先入観を排して現…

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