(書評)『イサム・ノグチの空間芸術 危機の時代のデザイン』 松木裕美〈著〉

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 ■社会との接点で迫る独創の軌跡

 20世紀を代表する抽象彫刻家のイサム・ノグチ。石造なのに有機的な丸みで自然と調和した野外彫刻、ぬくもりのある照明や椅子。私たちは彼の作品と気づかずに、すでにどこかで目にしている。近年では景観デザインの先駆者としても、ますます評価が高い。

 その独創性はいかに培われ…

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