(インタビュー)中途半端な国、日本 社会学者・佐藤俊樹さん

有料記事インタビュー

[PR]

 ■五輪はどこへ

 開催か、中止か――。そんな議論がくすぶり続ける中、東京五輪の開幕がひたひたと近づいてくる。開催の意義も、開催した場合に負うリスクも明確に説明されず、政府は「時間切れ」を待っているかのようだ。これがまさに、「中途半端な日本」の映し鏡のようだ、と社会学者の佐藤俊樹さんは指摘する。

この記事は有料記事です。残り3490文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    鵜飼啓
    (朝日新聞オピニオン編集長代理=国際)
    2021年6月12日12時8分 投稿
    【視点】

    日本はもはや大国ではない。佐藤さんは少し残酷な現実を読者に突きつけました。私も同じように感じてきました。コロナ禍になる前は海外からの旅行客が増えていましたが、最大の理由は物価の安さ。台北駐在時代には、東京の不動産が安いと投資ブームが起きてい

    …続きを読む