(五輪をめぐる)ニッポンのお家芸:2 世界で勝つ、磨き抜いた内股脈々

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 1992年の夏。

 当時14歳の井上康生(43)=男子日本代表監督=は、自宅のテレビの前で手に汗をにぎっていた。

 バルセロナ五輪の大会6日目だった。柔道男子の日本勢は3階級を終えて、金メダルはゼロ。重苦しいムードが漂う中、この日、男子78キロ級の吉田秀彦(51)が決勝の畳に上がった。

 当時22…

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