(評・映画)「水を抱く女」 ダークな幻想世界に溺れて

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 映画は唐突に、カフェで女(パウラ・ベーア)が恋人から別れを告げられるシーンで幕を開ける。悲しげに「殺すハメになる。知っているでしょ」と彼に言う女。こうして物語の骨子が明かされるのだ。

 彼女ウンディーネ(仏語ではオンディーヌ)は水の精霊。魂を得るためには人間の男と結ばれねばならないが、男が裏切れば…

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