(美の履歴書:688)「両界曼荼羅 胎蔵界3番」 小倉尚人 大小の円で追求したのは

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 外形的には、ポップ・アートや、幾何学的な形象と色彩で錯視などをもたらすオプ・アートの系譜といえる。畳2枚ほどの大画面に、黄色や赤、青などの大小の円形が、めまいを促すように乱舞する。あるいは、たわわに実る果樹の群れの抽象化にも見える。

 しかし題名にもある通り、この絵は両界曼荼羅(まんだら)・胎蔵界…

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