(書評)『東日本大震災』金田諦應〈著〉 『震災と死者』北原糸子〈著〉
■現場を重視、記録し考え続ける
多くの命を奪った震災、その死と向き合う2冊。
『東日本大震災』は、宗教者が被災地を巡回し、人々の話に耳を傾け続けてきた「傾聴移動喫茶」をめぐる動きがつづられている。
長い沈黙の末にきっかけを得て泣く母親、「さみしぐね」と意地を張る老女、嵐の日に訪問を待ち続けた…
■現場を重視、記録し考え続ける
多くの命を奪った震災、その死と向き合う2冊。
『東日本大震災』は、宗教者が被災地を巡回し、人々の話に耳を傾け続けてきた「傾聴移動喫茶」をめぐる動きがつづられている。
長い沈黙の末にきっかけを得て泣く母親、「さみしぐね」と意地を張る老女、嵐の日に訪問を待ち続けた…