(評・舞台)東京バレエ団「ジゼル」 19世紀の詩情、雄弁なダンサー

有料記事文化・芸能評

[PR]

 ロマン主義バレエの傑作「ジゼル」は、パリ・オペラ座での初演から今年180年を迎える。バレエに物語性が重視された時代の詩情を、東京バレエ団が現代によみがえらせた(2月28日、東京・上野の東京文化会館)。

 初役の沖香菜子がジゼルの無垢(むく)な魂を一貫して表現し、秀逸だ。感情表現は素朴、踊りは可憐(…

この記事は有料記事です。残り577文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません