(古典百名山:95)谷崎潤一郎『細雪』 平田オリザが読む

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 ■黙々と書き続けた耽美派

 フランスで読まれている日本文学と言えば、やはり筆頭は三島由紀夫だが、二番手には谷崎潤一郎をあげる人が多い。もちろん日本でも谷崎は「文豪」という扱いだが、相対的に見ると海外での評価の方が高いように感じる。演劇の世界でも、十数年前にイギリス人演出家によって『春琴抄』が舞台化…

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