(声)語りつぐ戦争 焼夷弾への備えがバケツ・砂袋

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 無職 塚原謙二(千葉県 90)

 「敵機襲来!」。隣組長が叫ぶ。「鈴木さん宅に黄リン焼夷(しょうい)弾落下」と町内会長。隣組の防火演習の始まりだ。

 私たち子供も年配の人も、防火用水からバケツリレーで水を運び、家にかける。竹ざおの先に縄の束を付けた火たたきで屋根をたたく。砂袋を両手に提げて走り寄り…

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