(語る 人生の贈りもの)中西進:12 学生運動、自らの哲学培う季節に

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 ■国文学者・中西進

 学問の権威のもろさがあらわになった。それが1960年代末に吹き荒れた学生運動の時代でした。当時、私は40代にさしかかるころで、成城大学(東京)の国文学の教授を務めていました。

 ――日米安保反対をはじめ異議申し立てが噴出した時代ですね。

 ほかの大学からも乗り込んできた学生…

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