言論空間で覚悟問い、対話試みた懐の深さ 昭和史みつめた、半藤一利さん

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 作家の半藤一利さんが90歳で亡くなった。自らの戦争体験を起点に、昭和史をみつめ、政治の現況についても直言した。その気骨あふれる姿勢は、ジャーナリズムの弱体化が指摘されるなか、後進のよりどころであり続けた。

 作家の吉岡忍さんが初めて半藤さんに会ったのは、1976年。ロッキード事件追及の週刊紙を立ち…

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