(編集者をつくった本)「朱筆 出版月誌 1968-1978」「朱筆2 出版月誌 1979-1990」

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 ■代替物のない本、世に問う 東京大学出版会・山田秀樹さん

 編集者になったあと、はやく一人前になりたいと、先達による出版論をいろいろ読んだ。みすず書房の小尾俊人(おびとしと)や未来社の西谷能雄(にしたによしお)らの著書から多くを学んだが、もっとも心に響いたのは『朱筆』であった。

 ペンネーム「出…

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