(天声人語)半藤一利さんを悼む

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 負け知らずだった日本陸軍が完膚無きまでに敗れた。それが1939年、ソ連軍と相まみえたノモンハン事件である。悲劇は、作家半藤一利(かずとし)さんの手により『ノモンハンの夏』の中に凝縮されている。初めて読んだとき、心臓が震える気がした▼日本軍の火炎瓶などの手段ではどうにもならない最新鋭の戦車。圧倒的な…

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