(天声人語)アラブの春10年

有料記事

[PR]

 フランス革命と聞いて、思い浮かべるのは何だろう。自由と平等という崇高な理念か。革命の中で生まれた、おぞましい恐怖政治か。明治の民権思想家中江兆民は、革命の意義を認めつつも複雑な思いを抱いていたようだ▼遅塚忠躬(ちづかただみ)著『フランス革命』によると、革命の指導者で、政敵を次々に断頭台に送ったロベ…

この記事は有料記事です。残り496文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載天声人語

この連載の一覧を見る