(戦後75年)戦争体験者の証言 餓島の部下よ――補給なく見捨てられた命、弔う100歳

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 餓島(がとう)――。圧倒的な米軍の物量に対し、日本軍が多くの餓死者を出したことからこう呼ばれた島がある。

 福井県鯖江市の橋本(旧姓・加藤)長生(ちょうせい)さん(100)を中隊長とする約130人の歩兵第228連隊第4中隊は、弾薬も食料もほとんどない中、2カ月間陣地を守り、大半が命を落とした。

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