地球の不思議と人生と、交わる瞬間 伊与原新さん、短編集「八月の銀の雪」

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 地球惑星物理学の研究者から作家へ。伊与原新さんはそんな経歴の持ち主だ。新刊『八月の銀の雪』(新潮社)は、自然科学の知見を巧みに織り込んだ短編5編を収める。地球の核に降る雪やクジラの歌が、人生に行きづまった人の気持ちにぴたりと寄り添う瞬間を切り取ってみせた。

 居場所を見失ったサラリーマンと、帰巣本…

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