(評・映画)「異端の鳥」 人間の邪悪さ、見続ける旅

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 ナチスのホロコーストから逃げる、ひとりぼっちの少年の旅。流浪するなかで出会う人々はそれぞれに暴力的で、少年は次から次へと残酷な仕打ちを受ける。子どもや女性が生々しい暴力を受けるどぎつい描写があるので、苦手な方もいるかもしれない。

 人間の本質はおおよそ悪であると訴えるため、極端に悪行を連ねた作りに…

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