(多事奏論)安倍氏と国際政治 「友達外交」相手が去ると… 郷富佐子

有料記事

 国のトップが職を去る姿にはどこか、もの悲しさがつきまとう。国際報道の記者としてこの20年余り、世界各地でさまざまな「辞任劇」を見てきた上での実感だ。

 32年間もインドネシアに君臨し、アジア通貨危機を端緒に失脚したスハルト大統領。オーストラリアでは2大政党の内紛が続き、この10年で首相が4人も辞任…

この記事は有料記事です。残り1420文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません