(評・映画)「ソワレ」 台詞削ぎ落とし出た説得力

有料記事

 役者の道を志しつつも売れない青年・翔太(村上虹郎)が、金稼ぎのため老人相手に詐欺行為をするところから、映画は始まる。余計な会話や説明ショットは、ない。粛々と、大胆な省略を伴って、事態の展開を突きつけていく。

 そんな翔太が身を置く劇団が、彼の故郷の高齢者施設で芝居を教えることになる。そこで出会った…

この記事は有料記事です。残り548文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません