(評・映画)「ソワレ」 台詞削ぎ落とし出た説得力

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 役者の道を志しつつも売れない青年・翔太(村上虹郎)が、金稼ぎのため老人相手に詐欺行為をするところから、映画は始まる。余計な会話や説明ショットは、ない。粛々と、大胆な省略を伴って、事態の展開を突きつけていく。

 そんな翔太が身を置く劇団が、彼の故郷の高齢者施設で芝居を教えることになる。そこで出会った…

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