没後100年、ウェーバーの実像に迫る 二つの評伝刊行、対照的な視点から

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 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で著名なドイツの思想家、マックス・ウェーバー。没後100年を迎えた今年、実像に迫る評伝の新書が2冊、刊行された。対照的な手法でその横顔が描かれている。

 ウェーバーは、西欧列強が最も勢いがあった19世紀後半に生まれた。なぜ近代資本主義が西洋で生まれたの…

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