(天声人語)絶滅危惧の味

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 暑気払いに秋の話を一つ。作家の三浦哲郎(てつお)が、秋の里山に友人と分け入り、マツタケを採ったときのことを書いている。ビールの肴(さかな)にするべく、すぐにたき火で丸焼きにし、指でむしって食べたというから豪勢だ▼夕方、帰りの汽車に乗ると、どこからともなくマツタケの香りがする。手はよく洗ったし、不思…

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