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無職 仲田征夫(栃木県 75)
1975年ごろ、ある年下の知人が突然わが家に来て「おやじが村議会選挙に出るのでよろしく」と茶色の封筒を差し出した。中には千円札が2枚。新書本が何冊か買える、ばかにできない額だ。
「正義感の強い」私は、「まずいだろう」と固辞した。だが相手は引っ込めようとせず「何と…