権力が演劇の持つ想像力を弾圧する。三谷幸喜の新作・演出「大地」は、昨年書かれたにもかかわらず、権力に新型コロナの脅威が二重写しになり、逼塞(ひっそく)する現代が浮かぶ。彼の先見であり、舞台をそう見ざるを得ない今を感じる。しかも喜劇なのがいい。
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