(評・舞台)燐光群「天神さまのほそみち」 孤立を描く別役劇、戯画的に

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 不条理劇でありながら、そのわからなさが妙に頷(うなず)ける。今年3月に82歳で逝去した別役実が残した戯曲は現代に続く闇も映し出した。

 舞台には別役劇おなじみの電信柱とベンチがある。「虎が家の前を通ったか」と黒い服の女1(鬼頭典子)に執拗(しつよう)に問いかける男1(さとうこうじ)がいる。一方で…

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