(窓)雨戸の外から

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 松田聖子がデビューした翌年の1981年。僕は「彼」に出会った。

 大学1年生の僕は、奈良の実家で、両親に買ってもらったドラムセットをたたくのが好きだった。友達とバンドを組み、ビートルズの曲をコピーしていた。時代は「昭和」だった。

 いつもは、近所の迷惑にならないように雨戸を閉めていた。でも、その日…

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