(書評)『徳川秀忠』『「関ケ原」の決算書』 山本博文〈著〉

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 ■研究・マスコミ両立、最期まで現役

 この2冊は、今年3月に急逝した著者の遺著である。『「関ケ原」の決算書』の校正終了直後に没したという。

 学者はマスコミへの露出が増えて名前が売れると、本業が疎(おろそ)かになり本を粗製乱造しがちである。著者の活動には批判もあったが、メディア活動と研究活動を両立…

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