折々のことば:1836 鷲田清一

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 平生よりよく心を用ひ、政府の処置を見て不安心と思ふことあらば、深切にこれを告げ、遠慮なく穏やかに論ずべきなり。

 (福沢諭吉)

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 近代国民が欠いてはならぬ心構えはこれだと、明治の思想家は説く。「政府の事は役人の私事にあらず、国民の名代となりて、一国を支配する公(おほやけ)の事務といふ…

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