グーグル、ネット広告で独禁法違反 米連邦地裁判決、分割含む審理へ

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サンフランシスコ=奈良部健
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 米グーグルがインターネット広告に絡んで反トラスト法(独占禁止法)に違反していると米司法省などが訴えた裁判で、米連邦地裁は17日、グーグルによる独占を認める判決を下した。グーグルはネット検索をめぐる別の訴訟でも一審で敗訴している。事業分割に追い込まれる可能性もある。

 米司法省などが2023年1月に提訴していた。判決文は、グーグルがネット広告技術の市場で支配力を築くため、違法な手段を用いたと認定した。

 グーグルは、①広告を出す広告主向けサービス、②広告を掲載するサイト運営者向けサービス、③両社をマッチングする取引サービスを手がけている。このうち、裁判所は②と③のサービス提供でグーグルは独占状態にあると認定した。

 グーグルは広告配信市場で8…

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この記事を書いた人
奈良部健
サンフランシスコ支局長
専門・関心分野
テック、インド、財政と政治、移民難民、経済安保