(芸の足跡)高田渡 市井の日常、フォークで淡々と

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 普通の風景に、普通の人々……。寄り添うように、しかし、べったりとではなく、生活者の視点で淡々と歌った。フォークシンガー高田渡である。飲んで歌ってふらりふらり。56歳で突然旅立って15年。コロナに揺れる令和のニッポンを、渡さんだったら何と歌うだろう。

 高田が朝日新聞の紙面に初めて出たのは1972…

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