SF化する現実、幻想で立ち向かう 古川日出男さん、大長編「おおきな森」

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 新型コロナ下で外出もままならない週末、ながいながい物語を夜も昼もなく読んでいた。作家、古川日出男さんの『おおきな森』(講談社)。単行本の厚みが7センチに迫る超大作(メガノベル)は、不確かな現実にとまどう読み手を幻想の森へと引きずり込む。オンラインで取材に応じた古川さんは言った。「現実がSF化してい…

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