(書評)『戦後「社会科学」の思想 丸山眞男から新保守主義まで』 森政稔〈著〉

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 ■知の遺産忘却への異議申し立て

 一見、正統的な戦後日本の社会科学史である。丸山眞男に始まり、内田義彦や平田清明の市民社会論、鶴見俊輔の転向研究、松下圭一の大衆社会論をへて、最後は現代の新保守主義を検討する。途中、ヨーロッパの戦後思想や大衆社会論、ニューレフトの思想に頁(ページ)を割いているのが特…

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