(書評)『あしたの地震学 日本地震学の歴史から「抗震力」へ』 神沼克伊〈著〉

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 ■「想定外」避け予想規模が巨大に

 切迫していると地震学者が力説する地震が起きていないのはなぜか。

 地震学者らの発言の変化に疑問を感じる著者が、地震研究史を振り返りつつ、政策とのかかわり、研究者のあり方を考えていく。

 人間の一生に比べて、地震のタイムスケールは長く、しかも地下深くに観測網を敷け…

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