(書評)『歩く江戸の旅人たち スポーツ史から見た「お伊勢参り」』 谷釜尋徳〈著〉

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 ■飛脚や駕籠かきの走り方を推理

 江戸時代、経済力を持った庶民は旅を楽しむようになった。中でも賑(にぎ)わったのが伊勢神宮参拝を目的とするお伊勢参りだ。

 しかし当時の旅行は、ほぼすべて徒歩である。江戸から、あるいは他の地方から伊勢までの距離を老若男女が歩いたと思うと、驚くべき健脚ではないか。

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