(芸の足跡)榎本健一 大衆の中に生きた「日本の喜劇王」

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 新郎新婦と並んで、眉の太い怪しげな牧師が写る。榎本健一が朝日新聞の紙面に初めて登場するのは、1932(昭和7)年3月24日付だった。ドイツ帰りの俳優千田是也が率いる東京演劇集団が、東京・新宿の新歌舞伎座で上演した「乞食芝居」(ブレヒト作「三文オペラ」の改題)だ。

 独特な容姿と身軽な動きの榎本は…

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