鶴はたくさん折ったが、私は広島についてなにも知らなかった。
(藤岡亜弥)
◇
広島に帰郷し、その現在を撮り始めた頃は、ヒロシマを意識すればするほど「思い込み」や「空虚な自分」がそこに映り込んだと、1972年生まれの写真家は言う。やがてそのありふれた風景の中にヒロシマの傷口が丹念に縫い…
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(藤岡亜弥)
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