(窓)60歳元薬物刑事の気づき

有料記事

[PR]

 前日、入水(じゅすい)を図ろうとしたところを救助された男から、覚醒剤成分が検出された。「俺の出番だな」。その日は祝日だったが、家族とのキノコ狩りの約束をすっぽかし、警察署に向かった。

 菅原和弘さん(60)は、岩手県警の捜査員。男の取り調べを担当することになった。

 取調室で対面した男はふて腐れた…

この記事は有料記事です。残り903文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません